【Details】: Levi’s 507XX
デニム好きに根強い人気を誇るリーバイスのビンテージデニムジャケット「507XX」。
エルビス・プレスリーが着用したことでも有名で、ファンの間では「セカンド」という愛称で親しまれている。
その人気の秘密はシルエットの美しさと完成されたデザイン、そして稀少性の高さである。
507XXが製造されていたのは1952~57年頃。
今からおよそ60年前のデニムジャケットに未だ魅了される人々が存在するという事が、このデニムジャケットの素晴らしさの証でしょう。
本日は当店のセカンドを例にディテールを少しだけご案内していきます。
まずはパッチ。
パッチには革パッチ(1952~54年頃)と紙パッチ(1954~57年頃)の2種類があります。
当店のセカンドはパッチが綺麗に取れていますが、胸ポケットに付くLEVI’Sのタブ(通称赤タブ)が片面刺繍であることから、革パッチが付いていたと推測できます。
革パッチモデルの胸ポケットフラップ部分は、角が少しだけラウンドされています。
袖口はリベットで補強されています。
セカンドは身頃の調整が、シンチバックからサイドアジャスターボタンに変更されています。
そしてボタンは亜鉛ボタン。
裾バンドはチェーンステッチ。
ポケット裏はリベット留めではなくカンヌキ留め補強になっています。
etc.etc..etc…
細かい所をみると話は尽きないのですが、507XXは非常に完成度の高いデニムジャケットだと思います。
時間だけが作り上げることのできる風合いこそがビンテージ古着の魅力だと再確認。
セカンドはやっぱりカッコいい。
2014/03/14
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