Boundary 243 | Vintage Wear & Antiques | #102-1-7-1 Nakasange, Okayama, Japan

Boundary243

【Details】Levi’s 501XX

昨日のディテール紹介のためリーバイス507XXをじっくり見返して、ビンテージ古着の風合いの良さを改めて実感しました。
本日は店頭の501XXを例にディテールを見ていきたいと思います。

リーバイス501の歴史は古く、最初に作られたのは1890年代だと言われています。
そして1902~63年頃まで、501XXという名称で呼ばれていました。
XXとはExtra Exceed(エキストラ・エクシード)の略で、通常のデニムより生地が厚く丈夫で質が高いということです。
約60年間の歴史の中で501XXは幾度のモデルチェンジを経ながら進化していきます。

こちらが店頭の1本。
1952~54年頃に製造された、501XX(革パッチ・両面タブ)です。

IMG_2485

こちらが革パッチです。
1954年までのディテールで、洗うと縮んで取れてしまう場合が多く、このような綺麗な状態で残っている物は非常に貴重です。

IMG_2464

丸まっていて見えにくいのですが、赤タブは両面刺繍です。
1953~66年頃まで使われていたタイプで「V」の書体が左右均一の通称「均等V」。
1966年以降は「V」の右側の線が細い「右細V」に変更されます。
「右細V」から丸まらないのも特徴です。

IMG_2469

IMG_2468

続いてトップボタン。
ここにも年代ごとの違いがあるのですが、比較しないと分かりにくいので紹介だけ。

IMG_2470

バックポケット裏の補強は隠しリベット。
1960年代中頃まで使用されていたディテールです。

IMG_2474

IMG_2475

フロントポケット裏のリベットは銅が古いタイプです。
こちらは1957年頃までのディテール。

IMG_2476

IMG_2477

トップボタン裏は「Vステッチ」と呼ばれる縫い方です。
ウェストバンド上側のステッチはシングルステッチ。
1969年頃までディテールです。

IMG_2480

IMG_2479

股にカンヌキ留めがないのがXXの証です。
こちらも見逃せないディテール。

IMG_2481

IMG_2482

ベルトループは「オフセット」と呼ばれる真ん中からずらした位置に付けられています。

IMG_2486

IMG_2487

最後はセルビッジです。
セルビッジとは旧式の織機で織られたデニムの生地の耳端のことで、「耳」とも呼ばれます。
生地のほつれを無くすために付けられていたもので、特にリーバイス製のセルビッジには赤いステッチが付けられていることから「赤耳」と呼ばれます。
セルビッジの凹凸により色落ちしたサイドシームのラインは「アタリ」と呼ばれ、ビンテージジーンズの価値を決める大事な要素になっています。

IMG_2484



現代のジーンズに落とし込まれていることも多いこれらのディテール達。
当たり前のように埋もれさせず、それらがどういったモノかを知るのも面白い事だと思います★


カテゴリー : 古着の豆知識