Boundary 243 | Vintage Wear & Antiques | #102-1-7-1 Nakasange, Okayama, Japan

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杢Tシャツ

今日の岡山は特別に寒い。
季節外れも甚だしいのだが、ビンテージTシャツについて少し書いておきたいと思う。
ビンテージTシャツには、何とも言えない風合いがある。
首のリブが緩み着用によりクタっとした感じ、色あせた生地、時には飛び散ったペンキの汚れ。
その1つ1つがTシャツに個性を与え、一般的に見ればマイナスになり得る要素だからこそ、その1枚が気に入った瞬間自分にとって特別な1枚となる。
「他にはない、たった一つの」を意味する、one of a kind という言葉がビンテージTシャツにはピッタリはまると思う。

そんなビンテージTシャツの中でも人気が高いのが、しばしば霜降りTシャツとも呼ばれる杢Tシャツだ。
杢というのは杢糸の杢で、杢糸とは異なる色の糸を2本以上撚り合わせた糸のことである。
杢の風合いは糸の混色具合で決まるとも言われ、杢のアイテムを作る手法は大きく分けて3種類ある。
➀2色以上を混ぜた単糸で生地を作る方法。いわゆる一般的な霜降り。
➁色の違う単色の糸を撚り合わせた双糸で生地を作る方法。通称「撚り杢」。霜降りにはっきりした濃淡が出るのが特徴。
➂色の違う2本の単糸を撚り合わせないで生地を作る方法。生地を編む際に異なる色の糸を混ぜていく、通称「引き合わせ」。V地の模様が特徴の霜降り。

そして最高の杢ボディといわれているのが、コットン88%×レーヨン12%の黄金比率で作られた物だ。
レーヨンが入ったことで生まれる濃淡のはっきりした見た目が魅力のこの素材配合は88/12と呼ばれ、杢の素材感や肌触りも良く、着込んだ際の風合いは格別に良い。

杢Tシャツは気に入った見た目で選べばよいのだが、杢の素材配合やどのような手法で作られたかも知っておくとTシャツ選びがより楽しくなると思います。

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カテゴリー : 古着の豆知識