Tシャツのプリント
夏本番ということで本日はTシャツのプリントの種類について。
プリントのデザインはTシャツ選びの際に非常に重要ですが、見た目の良し悪しを大きく左右するのがプリントの種類です。
デザインはシンプルなのに雰囲気のあるもの、プリントの経年劣化で良い味が出ているもの、逆に良いデザインなのにいまいちピンとこないものもあります。
プリントの種類がデザインとマッチしている物を選びたいですね。
本日はこちらの6種類を見ていきましょう。
– 染込みプリント
水性の染料を固着する樹脂剤と希釈剤の分量調整により、生地へインクを染み込ませるプリント方法。
着用と共に生地に馴染み、独特の風合いが出てきます。
– ペンキプリント
ペンキを使ってプリントする方法。
ペンキが固着した生地の伸縮と共にヒビ割れが起こり、経年劣化の良い雰囲気になることもあります。
– フロッキープリント
細かい粉状の繊維の毛羽を電着させるプリント方法。
1940年代頃から使用されており、1970年代頃からはフロッキーシートをカットして貼るようになりました。
Tシャツだけでなくスウェットシャツにもよく見られます。
– 油性顔料プリント
現在では一般的な油性顔料を使用したプリント方法。
この手法により細かいデザインが表現できるようになりました。
ヒビ割れが小さく、絵柄を崩すことが少ないのが特徴です。
– ラバープリント
油性のラバーでプリントする方法。
ヒビ割れはほとんど起きませんが、生地が伸びた時にプリントの際から破れることがあります。
– 転写プリント
転写シートをアイロンで貼り付ける方法で、「Iron On」とも呼ばれています。
1970-80年代頃によく見られた手法です。
着用と共に剥がれ落ちていく場合もあります。
プリントの種類からTシャツ選びに入ると視野が狭まると思うので、まずは見た目のカッコ良さで自分の好きな物を選ぶのが良いと思います。
そして選んだ1枚のプリントがどのような手法で作られているかを見ると深みが増していくと思います。
私も古着のバイヤー時代はそのようにして経験を重ねていきました。
今年の夏はプリントの種類を気にしてみるのも1つの楽しみになると思います。
Let’s enjoy this Summer with good Tees:)
2014/07/08
カテゴリー : ブログ