ミルスペック
ミルスペック(Military Specification)とはアメリカ軍が必要とする物資の調達に使われる規格の事で、ミリタリーウェアについているタグには情報が細かく記載されています。
ミルスペックを読むことができれば、ビンテージの軍モノがもっと楽しくなります。
モノによって付いている場所も様々。
例えばシャツだと、
裾をめくったところに付いていることが多いです。
パンツだと大体このあたり。
ポケットの裏側に縫い付けられている事が多いです。
ミルスペックにはたくさんの情報が集約されており、例えばアイテム名、モデル名、契約番号、管理番号etc…、とあまりにたくさんなので、今日は製造年が分かる部分だけ摘まんで書いていきたいと思います。
こちらが先程のシャツに付いていたミルスペックです。
上から3行目のCONTRACT NUMBERを見てください。
「DSA100-74-C-0955」と記載されています。
このDSA100に続く2桁の数字が発注(製造)された年を示しています。
ですからこのシャツは1974年製ということになります。
同じようにもう1つ見てみると、
こちらは1975年製だということが分かります。
このDSAとは国防補給局の事で、1978年に組織拡大によりDLA(国防兵站局)と改称されています。
また、SPOやSPMなど年代や契約機関により名称が変化しますが読み方は同じです。
先程のパンツを見てみると、
SPO100のあとが97なので、1997年製だという事が分かります。
皆さんもお手持ちのミリタリーウェアのミルスペックを読んでみてください★
2014/01/25
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